2~3ヶ月間前から、足部(Ottobock 社の1C50 タレオ)がヘタってきたようで、
通勤時かなり歩きにくくなっていました。
部品修理の交換手配はしていますが、まだまだ時間がかかりそうなので予備の義足の足部(Ottobock トリトンフット 1C60)と交換することにしました。
※ ユーザーでの交換・調整はあくまで自己責任です!
※ P.O.の指導のもと実施しております
<概要>
作業の流れは下記の通り実施していきます
1.準備作業
2.交換前の確認作業
3.部品交換
4.ベンチアライメント調整
5.スタティックアライメント調整
6.ダイナミックアライメント調整
7.仕上げ作業
1.準備作業
まずは交換するために六角レンチとトルクレンチを準備します。
(現在使用しているトルクレンチは、荒木P.Oさんから紹介していただいた、
グランジ[GRUNGE] コンパクト トルクレンチです)
2.交換前の確認作業
部品を交換する前に、義足長を必ず測ります
今回は足底から膝の基準点までを測りました
3.部品交換
足部を膝継ぎ手のパイプから外して交換用の足部を持ってきました。
交換用の足部を仮付けして、義足長を必ず測ります
このとき、交換前と交換後の差異を確認してこの後長さ調整します。
今回は、約3cm短かったのでパイプを伸ばして調整します
前額面、矢状面、水平面のアライメント調整は省略しました
(写真は撮っていませんが、長かった時など戻せるようにパイプにマーキングしておきます)
交換前の長さに調整しました
5.スタティックアライメント調整
実際に義足を履いて高さや立位の状態を確認します
このとき立位ではあまり違和感はありませんでしたが、
高さは少し交換前と比べるとほんの少し高く感じました。
後ろから見てもらうとO脚ぎみになっています
(歩いた際の感覚を確認してこの後調整します)
6.ダイナミックアライメント調整
歩く際に少し乗り越え感があったので足部のアライメント調整をしました。
あと、O脚になっていたので膝の部分のアライメント調整しました。
7.仕上げ作業
トルクレンチを使って、調整した箇所をメーカー指定トルクで締めます
(今回はロックタイトはあらかじめ塗布しているので作業は省略します)
以上で足部の交換作業は終了です。
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