2023年3月5日日曜日

大腿義足・NU-FlexSocketユーザー&モデルのまーちゃんです。

今回は、義足調整時に使用する工具(私物)を紹介します。
(なお、ユーザが調整する際は必ず義肢装具士の指導の元、自己責任の元で調整してください)
今後義肢装具士を目指す方や、ユーザーさんへの情報として参考になれば幸いです。
上質な工具は、学生さんにとって高価な工具と思われているようで持っている人は稀です。
丁寧に扱うとかなり長持ちしますよ。
(上質な工具はネジ山を潰しにくく力の伝わり方も作業効率も良い)
T字レンチなどは購入して是非とも持ってもらいたい工具のひとつです。
なお、義足臨床モデルで参加する際は必須ではありませんが、
許可を得て下記工具を持参し、必要に応じて使用しています。

写真の左上から
 レーザー水準器(錘重(すいじゅう)で代用も可)
  ・・・ 義足のアライメントを確認するときに使用します
 コンパクトトルクレンチ(要校正品ではないですが、自転車用なので実用品)
  ・・・ 義足仕上げ時にメーカー推奨の規定トルクで締める
      義肢装具会社によっては使用していないところもある(←よろしくない)
 ゴニオメータ(プラスチック角度計)
  ・・・ 採寸時やその他角度等測るときに使用
 T字六角レンチ 4mm(ほぼほぼこれで調整できます)
  ・・・ 部品調整用、力が伝わり易く調整した回転数(例えば3/4回転とか)がわかりやすい
 T字六角レンチ 5mm(一部のポール高さ調整用)
 シューホーン(靴べら)
 マジックインク(調整前後の基準線を書く)
 六角レンチセット(L形 ボール付ロング六角棒レンチ)
  ・・・ 一般的な六角レンチです、T字レンチでほとんど代用できますが4mmや5mm以外でも使用することがあります
      ポール側はあくまでも緩めたあとに回転するため用です、決して緩めたり締め上げの際にはこちら側は使用しないでください最悪の場合絞っている部分から折れます
 六角レンチセット(L形 ボール付ショート六角棒レンチ)
  ・・・ 一部の足部の調整時に使用します
写真以外は持参しませんが、調整時下記も準備しとくといいかと
 金定規(15cm、30cm)
 コンベックス(巻尺)
 ダーマトペン(ダーマストグラフ、マーキングペン)
 ロックタイト(液体のものやリップ状のもの)
  ・・・ 調整仕上げ時に使用します、ネジの緩み止め
  過去にこれを塗っていなかったためネジがいつの間にか緩んでしまって義足パーツが外れた事がある
 マイナスドライバー(膝継手の一部で使用、膝継手によって使用するヘッドの大きさは異なる)
 
常時携行品は、シューホーンとL字六角レンチ(4mm)です。

 
シューホーンは、外靴を履くとき常時使用しており、L字六角レンチ(4mm)は、万が一ネジが緩んだ際の応急対応用工具として持参しています。
(過去に街中で足部が外れた経験から)
・・・あくまでもわたし個人の義足パーツに対しての携行品工具です、使用している部品によっては携行品工具の内容が変わってくるとおもいますので、ご担当の義肢装具士にご相談ください。
参考になれば幸いです。

 

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